折れるスロージェットに潰れたOリング。KWバギーのキャブを治す!
確実に仕上がってきてると思ってる時に。
続けて不具合見つけたり解決出来ないと心が折れそうになります。
ここで踏ん張らねばせっかく手に入れたバギーも、夢の残骸になってしまうので気合の入れどころです。
前回発覚した低回転のツキの悪さ。
ココがプアだと乗れたもんじゃないので、気合いれていきます!
ただ台湾バギーなんて生息数の少ない個体、「純正に戻す」って必殺技が使えないのが不安のタネですが…
何はともあれキャブから、と思ったら…⁈
現状としては
・アイドリング ○
・アイドリング〜中回転 ✖️
・中回転〜高回転 ○
とりあえずはスロージェットですかね。
コイツを手に入れた時にバラして洗浄はしましたがオーバーホールと呼べる程じゃなかったので、しっかりとやっていきます。
うげっ⁉︎
折れた⁈
無抵抗でポロリといった…
前回外して無理に締めたか?変なチカラ掛けちゃった?
何にせよ折れ込んだ残りを取り除かねば…
これはキツい…逆タップが使えるサイズじゃない。
悩んだ末に出した工具は
「精密ドライバー」
コイツを押し込むか叩き込んでキメて回します。
失敗すればキャブ交換だなこりゃ…
そして…
すんなり取れましたw
ホッと胸を撫で下ろしましたが、何故折れたのか…
原因は不明ですが新しいスローを手に入れないといけません。
そしてさらに問題が。
このスロージェット、サイズの刻印がない…?
見えにくいとかじゃなくて、その痕跡すらありません。
ネットで50ccのジョグの純正サイズを調べても、数種類出てくる…
恐らく前期型とは思っても、違ったらなぁ〜
とムニャムニャ考えても仕方ない。
意を決して買いました!
「KN企画 ヤマハジョグスロージェットセット」
36から62番まで揃っているのでセッティングもバッチリです。
…まぁ50番より上なんてまず使わないでしょうけど。
3千円超えの部品…、高級品だチクショウ。
意外と盲点?Oリング不良のエア噛み
キャブを分解して気付いた不良箇所がもう一つ。
エアスクリューの下にあるOリング。
完全に変形しちゃってます。
低回転に影響する部位なので、コレが一番怪しいですね。
サイズは外径が4mmか5mm、線径は1mmかな?
このぐらいのサイズはアストロプロダクツにあったような…
ありました♪
凄いな、アストロプロダクツ。
サンデーメカニックの強い味方です。
ただサイズ表記は3mmですが、内径でしょうか?
最初4mm買って合わなかったのはナイショです。
キャブに使えませんって書いてあるのもナイショです。
だって取り敢えず組みたかったんですもんw
取り敢えず組む!そして走る!
私なりに丁寧に洗浄していきます。
使うのは安物の浸透潤滑スプレーとパーツクリーナー。
キャブクリーナーなんて高級品は使えませんw
スロージェットは44番から試していきます。
アストロのOリングも組み付けて、いざ始動!
うん、濃ゆいwww
掛かりはイイけど低速がネタネタします。
番手を42番に下げてもう一度。
まだ濃ゆい気がするので40番で。
う〜んんんん、イイかな?
正直38番じゃないかと思っていましたが、まぁ及第点でしょう。
エアスクリューは2回転半戻しで、気持ちアイドリング調整を上げて走ってみます。
おおぉ、快調だ (*´▽`*)
アイドリングもさることながら、出だしでエンジンがグズらない。
下から上までスムーズに回る♪
最近キャブ車に乗ってなかったのでこの感覚は新鮮で気持ち良いですね。
スロージェットが折れた時は結構な精神的ダメージを喰らいましたが、この瞬間があるからヤメられないんです。
さて次は!
エンジンは気持ちイイのにやっぱり変速に違和感があります。
次は駆動系を点検して、気持ちの良い加速を体感したいです。