PCX インプレ エンジンと機動性について
こんにちはムカウです。
今回はPCX(JF81)の「走り」について私なりの感想を書いてみます。
結論を言いますと不満は
ありません。
いやしかし良く出来ますこのバイクw
サーキットに持ち込む訳じゃないので
「もっとパワーを!」
「もっとバンク角を!」
「もっと強力なブレーキングを!」
って思わないです。
しかしそれでは終わってしまうので
「もっとこうだったらイイのにな」
って感じで書いていきますw
エンジンパワー
125ccで130kgの車体を動かしていますがパワー不足は街乗りならば感じません。
出足は速くはないです(125のスクーターでは)
アドレス125の初期型が矢の様に飛び出すのに対しこちらはもそっと動き出します。
ですがその後が優れています。
直線であればトップスピードまで一定の加速で到達します。
パワーよりも駆動系のセッティングが見事ですね。
谷間無くスピードが乗って行く様はメーカーならではの仕事です。
様々な125スクーターに乗ってきましたが大抵が〜80kmまでイイ加速してそこからジワジワ伸びるといった感じでしたがこのバイク加速が落ちません、ちょっとだけ違和感すら覚えますw
カッ飛びスクーターの部類ではありませんがジェントルな速さを持っています。
直進性とコーナリング
私感ですが先代PCX(JF56)には及ばないものの直進性はイイと思います(JF56は異常な程真っ直ぐ走るんです・・・その話はいずれ・・・)
長いホイールベースとポジションから生まれる安定感はアドレス125では成し得ません。
通勤距離が伸びる程恩恵を感じます。
直線性がJF56に及ばない分コーナリングが上がってます(通勤ライダーがコーナリングとかいっちゃダメですよね)。
ただしタイヤの接地感は伝わりにくいです。
コンビブレーキが邪魔してる場合もあるのですがフロントタイヤを押し付けてバンクしようって思わないんです(←思うなよって話ですよね)。
コーナリングスピードの限界は高くないと言うより高く出来ないです。
無論私よりレベルの高いライダーならば話は違ってくると思います。
バイク任せで走るととても素直に曲がってくれますが「命令」すると嫌がるみたいです。
乗り心地というか腰痛への攻撃性
これは良好ですね。
ポジションが良いことに加え新しくなったリヤサスがしっかりと仕事しています。
50km程で走行している時、JF56では道路の段差があると体が緊張していましたが今では全く気にしなくなりました。
腰痛持ちには最高ですw
バイクの動き自体がやんわりしているので体に受ける衝撃もやんわりです。
低速時の操作性とすりぬけ性
以前乗っていたアドレス125やWAVE125に比べると劣りますがそこまでは悪くないです。
ただし走行ラインを30cmズラしたいときなど、「命令」からワンテンポ遅れて「実行」するため慣れが必要でした。
125ccでは大柄のため仕方ないことですがスラロームは苦手だと思います(やったことないので・・・)。
大柄なのですり抜けには気を使います。
大径ホイールのおかげで歩道の縁石をかわせる場合も多いですが純正ミラーが邪魔になるので断念することも多いです。
あとすり抜け中にフラつくことがあります。
同じ道を通勤してJF56では無かった挙動です。
おそらくリヤタイヤが大きくなったことが原因だと考えています。
このような路面
フロントは段差に触れずリヤが触った時にこの挙動を出していると思っていますがどうでしょうか?
ブレーキ性能
直進から停止までのブレーキングは良好です。
ブレーキディスクを大きくしたいとか思いません。
コンビブレーキのバランスも良くフロントにガツンとイケます。
しかしこのコンビブレーキ、すり抜けやコーナーへのアプローチの際には邪魔になります。
コンビブレーキを解除する方の気持ちもよく分かります。
しかしフロント3ポッドの作動があってのこの制動力と考えているので今のところ私は解除しようとは思ってません。
使いようによっては濡れた路面で有効ですしね。
まとめというかお詫び
不満は無いとか言っておいて文句ばっかり言ってますね・・・
PCXの良いところは全てが80点でバランスがとれている点だと思っています。
カブのフレームに2ストモトクロスエンジン積んでもバランス悪いだけです。(バリバリ伝説)
次回で最後のインプレにします。ユーティリティについて書きますので良ければ読んでください。