PCX インプレ ユーティリティ
こんにちはムカウです。
今回はPCX(JF81)の使い勝手について書いてみたいと思います。
収納スペース
シート下の収納ですが先代のJF56に比べてちょっとだけ大きくなっています。
容量28Lと数字は立派ですが浅く長いため使い勝手はイマイチです。
薄い物ならば長物でも入りますが厚みがあると閉まりません。
私のヘルメット(OGKのアサギ)は入りませんでした。
おそらく最近のインナーシールド付ジェット、フルフェイスは無理と思われます。
メットホルダーも使いにくく購入時に付いてくるワイヤーを使用しないと厳しいです(無くても掛けれないことは無いんですが・・・)。
シートは2段階で開閉出来るストッパーが付いています。
というよりこれが無ければハンドルロックした状態でシートを全開にしたらホーンが鳴ります。
先に言っておいてよホンダさん、恥ずかしい思いしましたよ。
ハンドル左下あたりに小物入れがありますが私は今のところ何も入れていません。
大きい長財布は入らず、深いためタバコを入れたら取り出すのが大変です。
アクセサリーソケットがありますが私は活用できていません。
かなり小型のソケットを刺さないとフタが閉まらないと思います。
足元に何か置くことは出来ませんしシート後方もキャリアではなくグラブバーなのでフックやロープを掛けることも出来ません。
私はリヤボックスありきで購入したので気にしませんが、箱はダサい!という方は収納に関してはご注意をw
灯火類
ヘッドライトは必要にして十分かと思います。
視認性及び被視認性共に素晴らしいです。
左右にもある程度広がるため夜間に右前方を走る車に気付いてもらいやすいです。
ウィンカーも濃く光るため対向車線に同じPCXがいるとすぐわかります。
特徴的なテールランプですがもう少し主張が強いと夜間も安心ですがケツがでかくなるのはゴメンなのでワガママ言えませんね。
アイドリングストップ
燃費に大いに貢献してくれ、停止状態からアクセルをチョット捻ればスムーズに発進します。
しかし、夏場は出発してすぐにアイドリングストップできる状態に(パネル内に緑のランプが点灯します)なりますが冬場はチョット時間が掛かります。
一度その状態になれば後は問題ありませんがバッテリーの負荷のかかり具合で変わりそうです。
バッテリーの劣化やグリップヒーターを追加した場合には注意が必要かもしれません。
アイドリングストップからの発信にちょっとだけ注意が必要です。
微々たる差ですが加速は落ちます、うまく言葉に出来ないのですが「トルクの立ち上がり」が遅い気がします。
直進ではわかりにくいのですがすぐに右折などする際は違いが体感できると思います。
その為か私は何度かリヤが流れたことがあります。パワーで滑ったのでは無くトルクがワンテンポ遅れてやって来た、そんな印象を受けました。
今はなんとなく信号が青に変わる手前でアクセルを捻ってエンジンをかけていますが、先日隣に停まっていたPCXが同じタイミングでエンジンかけたのを見てへんな仲間意識を持ってしまいましたw
燃費
良好な燃費に加えこのクラスとしては大型の8Lの燃料タンクのお陰で航続距離はバツグンです。
購入の際大きなポイントになりました。(ガソリンスタンド寄るのメンドくさい)
正確に計測したことが無いのですが、メーターパネルに平均燃費が表示されています。
それによると7ヶ月使用して現在約7000km走行し49,8km/Lとなっています。
アイドリングストップをキャンセルして走行すると露骨に下がっていくのでこのバイクの燃費に大いに貢献しているのは間違いありません。
夏場は51km/L程でしたが気温の下がってきたこの頃(12月下旬)じわじわと下がっています。
先述したアイドリングストップの機動開始まで時間がかかることも多少関係があるかもしれませんが低温に対して燃調の問題かもしれません。
暑い国からやってきたバイクだから仕方ないのかw
スマートキー
「鍵を刺す」たったこれだけですが手間が一つ無くなるというのは凄いことです。
手が塞がっている、そして雨が降っている時など感動さえしました。
残念な事に今はそれに慣れてしまっていますが・・・w
恐らく普通のバイクに乗ったら鬱陶しく感じることでしょう、そのくらい便利なシロモノです。
注意点としてはポケットの数が増える冬場によく行方不明になる事です。
暖かい日に鍵の入ったジャケットをメットインに入れたままにしてしまったことが何度かありました。
まとめ
メットインに関してはもう少し頑張ってほしいところですが承知の上で購入したことですし、キーレスやアイドリングストップなんかは使ってみて良さを実感しました。
全体的に道具としては優秀だと思います。
道具としてバイクを見たときに自分の条件を全て満たしてくれることはなかなかないと思います。
後付けで条件をクリアできるのであればそれに越したことはないのですがそれができるかどうかはよく吟味する必要があると思います。
ちなみに昔乗っていた「キングオブ道具 スーパーカブ」は無限の発展性を持っていました。
バイクのカテゴリーを超越していますねw