戦え!通勤ライダー EX!!

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2回戦!PCX(JF56) vs PCX(JF81) 比較レビュー‼︎

新旧対決!何が変わった!何か変わった?

やらなきゃよかった判定難しいです!

 

すいません取り乱しました、ムカウです。

 

今回の記事を書く為色々調べたり準備をしていたのですが、同じ車種を比較することがいかに難しいか痛感しました。

 

ホンダというメーカーが「PCX」というバイクを市場のどの位置に送り出し、どう発展させていくのかを理解と予測をしながら…

なんてよくわからない事を考えたりしてちょっと迷ってしまいましたが、率直に感じた事を書いていきたいと思います。

 

批判ばかりにならないよう頑張りますw

 

 

細部を変えたことで印象の違う二台のPCX

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同じボディカラーという事もありますが、全体のシルエットはよく似ています。

正面からはライト以外、細かく見ないと…

うーん似てる(当たり前か)。

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横からみればそれが顕著に見て取れます。

左のJF81はロングスクリーンとリヤボックスが付いてるせいもありますが、視覚的にJF56は長く見えますね。

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ついでに後ろから。

二台とも面白いウィンカーしてますね。

こうして並べるとナルホド、タイヤが太くなった事がわかります。

 

並べて気付きましたがJF81の方がサイドスタンド掛けた時角度が浅いです。

両車とも重心が高くないので起こす時に力がいる訳では無いのですが、何か意味があるのでしょうか?

 

 

私の見解としては

車体のラインが平行なJF56に対し、ラインが右斜め上に行っているJF81。

どっちがカッコイイかは好みの問題ですが、どっちかというと私はJF56の方が好きですw

なんといいますかサイバスターみたいなJF81よりウォーカーギャリアっぽいJF56がグッときます(意味不明な方すいません)。

 

 乗車姿勢はほぼ同じですが・・・。

先ずはJF56から、少しカカトの高い靴を履いてますが。

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続いてJF81

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シート高が少し上がったJF81ですが足つきに大差は無いと思います。

足を下ろしやすいのはJF56です。

その代わり走行中にお尻がしっかり座るのはJF81です。

 

そして同じハンドルですが着座位置が少しだけ前方で収まるJF56、おかげで程よく肘に曲がりが付きコントロールはしやすい印象です。

 

そして走行時の姿勢ですがJF56から

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からのJF81は

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左右違っててすいませんw

両車の違いは「足の置き場の高さ」です。

これは乗車姿勢の楽さに明確な差を決定付けました。

JF81は腰痛ライダーの救世主となりえます、決して言い過ぎではないはず。

 

コントロール性はというと、私感ですがJF56の方が好みです(この辺りは難しいですが)。

 

一点だけ腑に落ちないのが、信号スタートなどで足を上げる際JF81はボディに足が引っかかります。

足の置き場が低ければ、足もそれだけ上げなくてイイはずなんですけど?

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わかりにくい画像ですがステップの幅そのものに大きな違いはないはず・・・

問題はライダーにあるということか?

 

ステップ繋がりでタンデムステップ

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左のJF56は折り畳み式で横からシャキーン。

右のJF81は上からパターン。

JF81は閉じた時もデザインの一部としたあたりホンダのこだわりを感じます。

 

 

ポジションとしてはJF81の勝ちです。

理由は私が「腰痛ライダー」だからですw

 

実際両車は一長一短かと思います。

良い悪いではなく好みの問題です、個人の判断でするしかないと思います。

大型のバイク屋さんならば乗り比べも可能でしょうから試す価値はあるかと・・・。

 

 メットインなどの収納、使い勝手は・・・何故だ!世界のHONDA!

JF81は私のヘルメット「OGK アサギ」はシート下には収まりません。

確かJF56もダメだったっけと思いながら・・・

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そしてシートを押さえると

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あっ入った。

 

よ〜く見るとシートが浮いてますがスクーターならばよくあること(?)です。

 

ヘルメットによるので一概に言えませんがアサギを使うライダーにはシート下は「退化」しています。

 

逆にJF81が「進化」したところは

シートの開き方です。

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JF56をハンドルロックしてシートを開けたところですが、シートは二段階で開き方が止まるようになっていますがこれ以上は開くことが出来ず「全開」を拒否されます。

ハンドルロックせずにシートの開閉を行う時は給油するときぐらいではないでしょうか?(お財布取るために)

 

JF81は出来ますからJF56から「進化」したのでしょうが、なんだかJF56が不憫です。

 

あくまでも私見ですが進化も退化もしていないのが

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フロントインナーボックスです。

JF56は水平に近い角度に物が入り、JF81は垂直に近い角度で入ります。

どちらも使い難いです、せめてもう少し広ければ・・・。

手刀のような形をせねば物を取り出せない収納はダメです。

 

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これはJF56ですが、メーターはイマドキデザインで両車ともカッコよく見やすいです。

 

 

PCXはシティコミューターだと思います。

だからこそユーティリティは全て「進化」して欲しいというワガママをホンダに伝わって欲しいです。

僅差ですが通勤ライダーとして、ヘルメットを飲み込めたJF56が優位だと思います。

 

速い遅いは大差無し、しかしあの部分だけはダメ過ぎる!

基本的に同じ心臓を持った二台ですので突出した違いは無いと思います。

両車ともしっかり加速し、しっかり最高速も伸びます。

 

両車の違いは「直進性」にあると思います。

思いますというのは個体差もあるかもしれませんが、PCX JF56 というバイク

 

不気味なくらい真っ直ぐ走ろうとします。

 

衝撃的でした、大通りに出てある程度のスピードになると顔を出すこの「直進性」。

今までいろんなバイクに乗ってきましたが、手ばなし運転が出来ますw

さすがにしませんでしたが、ライダーがバイクの上でモゾモゾしたくらいでは何の影響もありません。

多少の段差をものともせず、傾くことすら忘れたかのようにひたすら直進します。

 

となれば無論コーナリングに影響しない訳がありません。

低速になる曲がり角なら問題ありませんが、ある程度の車速でアプローチする大きなカーブならばJF56 は嫌がります。

大袈裟にいえばバイクを曲がらせないと辛い場面もありえると思います。

 

私の場合ポジションを変えます、足を引きシート後方から少し前にお尻をズラし上半身をハンドルに近づけフロントに荷重を載せます。

ここまですればさすがにリーンして曲がりますし素直なコーナリングを見せてくれます。

 

癖の強い一面もあるJF56ですが我々通勤ライダーには大きな恩恵があります。

コーナーが連続する山道と違い市街地は直線道路が圧倒的に多いからです。

 

JF81も中々の「直進性」を持っていますがJF56 にはとても敵いません、何を置いてもJF56の最大の武器だと思います。

 

そんな凄い武器を持ったJF56 ですが、実はライダーを攻撃する武器を二つ持っています・・・。

一つ目は「後輪衝撃無緩和」です。

少し深い段差を越えたときの衝撃は全ての腰痛ライダーを恐々とさせます。

 

暗くなって前輪が段差にのったとき、体に緊張が走り次の瞬間

尾てい骨から頭蓋骨へイナズマの様な衝撃が突き抜けます。

そして

 

「うぅわあああぁぁ!!」と孫◯空みたいに叫び声を上げるのです、

ヘルメットの中で。

 

JF81では完全に無くなりました、感動モノです。

 

そして二つ目が「タイヤ」です。

グリップもイイですし接地感もよく伝わってきます、

 

ドライコンディションならば。

 

問題はウェットコンディション、雨の日です。

あえて銘柄は記載しませんが、世界のHONDAがよくこのタイヤをシティコミューターに採用したと思います(しかも150にも)。

 

JF56に乗っていた時、雨が降ってきたので合羽を着る為コンビニの駐車場に入ろうとしたとき、走行ライン上にグレーチング(側溝の金属製のフタ)が有りました。

速度も十分に落とし車体も傾けず注意して通過しようとしましたがまずはフロントタイヤが

ツルッ。

「うおぉ⁉︎」

続いてリヤタイヤが

ツルゥー。

「うおぉぉぅ⁉︎」

転倒こそしませんでしたが、リヤが流れたときはさすがに足がでました。

その後土砂降りの中を走行しましたが怖かったです。

 

タイヤが路面状況を一切教えてくれなくなりました。

マンホール、白線や段差など全てで滑るかもしれないと気が気ではありませんでした。

無論それらを全てかわすことなど不可能です。

雨天走行されるならば即交換です。

 

 

jf56の直進性は素晴らしい(エゲツない)と思います。

しかしリヤからの衝撃と雨天走行時の危うさからオールマイティなJF81の方が優れているでしょう。

 

結局のところ私がおススメするPCXは⁉︎

もし私の知り合いがPCXを買うならば、私はこのように助言します。

「大きなバイク屋さんで二台を乗り比べて気に入った方を買えば良いよ。」

 

・・・え〜っと。

こんな長文書いておいて申し訳ないのですが。

実際こっちが断然良い!って言えません。

 

シティコミューターである以上、新型になって旧型を凌駕したPCX!!とはならないと思います。

速さを求めるバイクならモデルチェンジの度にサーキットタイムが縮まる、といった絶対的で象徴的な「差」が「凌駕した」として見られるでしょうけどPCXには領域が違いますしw

 

 JF56 もまだ新車が買えるようですし(2019年1月時点)JF81に比べれば価格も安く設定されているので、納車と同時にタイヤ換えてもまだアドバンテージあるはずw

 

リヤからの衝撃は・・・リヤサスをオーリンズに換えてしまいましょうw

フォルツァとかマジェスティのリヤサス使えないですかね?

換装できれば解決しそうですが。

 

私が現在、JF81に乗っているからというわけでは有りませんがこのバイクは可もなく不可もない優等生です。

通勤で毎日乗るからこそのバイク選びならば新型PCX JF81に僅差で軍配が上がると思います。

ですがほぼ同じ能力、戦闘力ならば最後の決め手は「好み」で良いと思います。

どちらを選んでも後悔しないはずです。

もし後悔したのであれば「PCX」という選択が間違っています。

 

 

というわけでモヤモヤしたジャッジメントではありますがこの勝負

引き分けとします!