日々の激務に潤いを!メンテナンス、フロントブレーキ編
乗りっぱなしはあんまりです。
確実に仕事して貰うにはメンテナンスしてやりましょう。
って事で今回はフロントブレーキメンテナンスのお話を…。
こんにちはムカウです。
通勤で使用しているPCXもなんだかんだで2年乗りました。
走行距離は1万3000kmを超え、エンジンオイルこそチョコチョコ交換していますがその他はこれといって触れてません…。
そんな時フロントブレーキに違和感を感じたのが始まりです。
目次
レバータッチがおかしい?勝手に2段ブレーキ⁈
レバーを握ったときにオイシイポイントの手前で感触が悪くなり、ブレーキングがギクシャクしてしまう…
おそらくレバーとマスターシリンダーとの当たり面が摩耗してるだろうと確認してみると…
当たりです。
いや喜んじゃダメですね、グリスアップを怠けた証です(反省)
反省ばかりではしょうがないので修理していきましょう。
ブレーキレバーのメンテナンス
先ずはレバーを取り外します、そしてピボットの点検と清掃です。
うぅーん、嫌な色合い・・・
番手の細かい紙やすりで磨きましょう
次に段付きの出来てしまったマスターのシリンダーの当たり面です。
ときどき油を挿しておけば、防げると思うんですけどやってしまいました。
応急的ではありますが私はシリンダーを回します
ブーツを挟まないように
プライヤーで掴んで90度ぐるりと
中のスプリングの反発で戻ってしまうので、
思い切りよく回しちゃいます。
後はグリスを当たり面とピボットに塗り付けて組んでいきます。
普段目につかないレバーの付け根もキレイにしておきましょう。
それでは試運転に・・・
うぅ~ん、劇的に乗りやすいw
これが正常なんでしょうけど、やっぱり効果があると楽しいですね。
これなら雨の日も不安なく乗れます。
しかし、大の大人がブレーキに不安のある状態のバイクに乗ってたことが問題です
さらに反省・・・
それじゃあ次は早めのメンテナンスだ!
ブレーキレバーの反省を活かして悪くなる前に消耗品は交換しましょう。
次のお題は・・・
ブレーキパッドです!
PCXを購入時にバイク屋の社長が
「PCXのブレーキパッドは薄いから1万Kmで交換しろよ!」
と言っていたのを思い出しました。
しかし胡散臭いなぁ。
ブレーキパッドが薄いって・・・
しかしいつかは交換するなら思い立ったが吉日。
やってしまいましょう!
ブレーキパッド、あなたはこだわりがありますか?
ちなみに私は
ありません。
って言ってしまうとアレなんですが、説明させていただくと
「デイトナの赤パッドをいつも使ってるけど、強いこだわりがあるわけじゃない」
ってカンジでして
といいますのも
昔は今ほどバリエーションが無く
ブレーキパッドなんて純正かベスラ
そしてデイトナの赤パッドぐらいしか知りませんでした。(無知すぎる?)
やっぱり赤いヤツですwww
JF81のフロントブレーキパッド交換
ちなみに我流が強いのであまり参考にならないかもしれません…
先にハンガーピンを緩めておきます、キャリパー外した後だとチカラ入りませんからね。
キャリパーを外してハンガーピンを抜き、古いパッドと奥にあるパッドスプリングそしてブラケットを外していきます。
この状態で洗浄していきます。
古い歯ブラシと食器用洗剤でガシガシ洗って
うん、スッキリw
ブーツの奥は綿棒で古いグリスと水分をかき出します。
そしてピストンを戻す前にフルードタンクのキャップを開けます。
ハンドルを左にきって、こぼれた時のために養生しておきます。
さてこのPCXは左レバーの作動に連動して、中央のピストンを押し出してます。
となればもう一つ、フルードタンクがあるはず…
探してみると
ありましたw
…これどうやって補充するんだろう?
フタはなんとか開けることは出来ても、閉めるのはキツいだろうなぁ。
容量的にもピストン一個分戻るだけなのでそのままいけるかも?
ってことでそのまま続行しますw
キャリパーのピストンは本来なら専用工具で押し戻しますが持ってないので古いパッドを置いて
角度の付いたヘラでグイ〜っと広げていきます(オススメはしません…)
1万3000km走ったブレーキの摩耗具合は⁈
ここでパッドの減り具合を見てみましょう。
…
……
………
純正って薄いかも
摩耗して薄くなったにしては
減り方がキレイすぎる?
ちょっとモヤモヤしますが
赤パッドの「純正をはるかに上回る性能」
とやらをゲットしちゃいましょうw
ハンガーピンやサポートのピンも磨いてキレイにしてグリスアップします。
ちなみにサポートピンにはグリスを付けず
ブーツの中に綿棒を使って内壁に塗り付け、組んで摺動させて馴染ませます。
鳴き止め対策でパッドの背にグリスを塗ってるのをみたことがありますが、私はピストンの当たり面に少しだけ着けます。
パッドの面取りも紙ヤスリで軽く慣らす程度です。
ブレーキなんて多少音は出ますし、酷いならその時対策すれば良いので。
やはり足回りに赤色があるとワクワクしますね〜
何かが3倍になった気がしますw
早速試走!見せてもらおうか、赤パッドの性能とやらを!
さぁ、お楽しみ時間です♪
インターネットじゃ1,000円しないパッドもあったりしましたが、コイツは3倍以上だぞ!
レバーをニギニギして作動の確認、フルードの漏れなどを確認して乗り出します。
大きな道路に出て快適なスピードで走行、赤信号を期待して…
良し!レッドシグナルだ!ブレーキレバーギュー!
…ん!これは⁈
もう一度、今度はちょっとだけ強めにギューっと…
…あれ?
違いがわからん⁉︎
まぁ交換前が効かないとかじゃなかったし
異音も無く、普通に機能してます。
私も街中の走行でそこまで劇的に変化があるとは思ってませんでしたし…
繊細なコントロールが必要なブレーキングなんてこのバイクではしませんし…
長く性能を発揮してくれれば文句は無いわけでして…
チクショウ…言いたかったなぁ。
ヘルメットの中で…
デイトナの赤パッドはバケモノか‼︎
ってw